連日世間をにぎわしている「コロナ」

 サーズSARSと比べ、致死率は低いものの、その感謝数と死者数はサーズSARSを超えました。

 今回は、コロナの発生経路を解説しつつ、コロナ対策の最新情報を案内したいと思います。

なんで毎回、中国で発生するの?

コロナの発生経路

 中国武漢市で発生したといわれるコロナは、そもそもどうやって生まれ発生したのでしょうか?

 そして今回のコロナ以外でもサーズが発生した中国。

 なぜ中国でこういったウイルスが発生したのでしょうか?

 紐解いてみたいと思います。

 そこには中国ならでは食文化・衛生事情が関係してきます。

 昨今の中国の経済的飛躍はすさまじく、日本もその輸出入の経済の大部分が中国だよりといわれるほど、中国の発展はめまぐるしいものとなっています。

 その発展にともない、中国の都市部は世界でも屈指の先端都市として成長をとげています。

 ですが、広大な面積をもつ中国。

 都市部と「そうじゃないエリア」とでは格差は激しいものともなっています。

 まだまだ地方エリアにおいては、従来の風習や文化が根強く残っています。

 武漢市をはじめ、中国の地方エリアにおいては、市場において「生きたままの動物」が食用として売られています。

 鮮度の高いものという価値観において、この生きたままの動物が商品として扱われるわけですが、生きたままがゆえに「衛生面での問題」が発生します。

 熱処理等といった殺菌処理をしているわけではないので、動物の体内にあるウイルスは生き続け、そのままヒトへと感染してくのです。

 ではなぜ動物によってウイルスが生まれていくのでしょうか?

 例えば、鳥インフルエンザをもった鳥が、水辺でただずんでいたり、水を飲んだり排泄をしたとします。
 
 動物からウイルスが感染する経路を学ぶイメージ画

 そこへ、放し飼いに近い状態の家畜用の豚が、その水辺で水を飲み、鳥の排泄物にある鳥インフルエンザを体内に取り入れたとします。

 その鳥インフルエンザのウイルスが、新しい宿主である豚の体内という新しい環境に順応して生きていこうと変異を繰り返すのです。

 動物から動物へとウイルスが感染する経路を学ぶイメージ画

 変わる変わる動物の体内で、そのつどいきていこうと変異を繰り返すことで新しいタイプのウイルスが形成されていくのです。

 生きたままの動物を食する。

 家畜用の豚と生活のスペースとして寝食をともにする。

 このような風習・文化が根強くのこっているエリアがゆえに、中国で発生しがちと言われています。

帰宅後の手洗いはそこまで効果なし?

コロナ対策の最新手洗い情報

 手洗いはコロナに限らず、風邪やインフルエンザ予防のもっとも効果の高い対策であります。

 これも指先といった「手からの感染」がもっとも多いことからの、予防策といえます。

 ですが、「帰宅後に必ずしているその手洗い」もじつはみなさんが思っているど効果が高いというものではないのです。

 なぜか?

 一言でまず分かりやすく言うならば帰宅後では遅すぎるのです。

 人は感染する際は、約10~15分程度で感染すると言われています。

 外出している時間のあいだに、かりに感染の疑わしき状況になった際は、その時点から約10~15分以内に手洗をしなければ効果が弱いのです。

 いわば、感染してから、帰宅後に手洗いをしているのです。

 ですが、外出時にはそんな頻繁に手洗いができるわけではありません。

 移動中であったり、仕事や用事の最中であったりと、洗面所での手洗いがすぐにできない時間の過ごし方が主だと思います。

 では外出時での、いい効果ある対策方はないのでしょうか?

ではどうしたらいいの?

外出時のコロナ対策の最新情報

 こまめに飲料水を飲むことです。

 いわば喉についたウイルスを胃に流し込むのです。

 一瞬、え?飲みこんで体内に入れるのはどうなの?衛生的に良くないのでは?

 体内に入れちゃって大丈夫なの?

 など思いがちですが、「胃酸」があります。

 胃の消化液でる胃酸の効果はつよく、ウイルスを消化するのです。

 この飲料水をこまめにとる対策は、移動中でも仕事中でもできる対策としてオススメといえるでしょう。

マスクはあくまでも「うつさないモノ」

コロナ対策のマスクの最新情報

 連日のニュースで報道される「マスク不足」

 買い占めや転売を禁じるほどのマスク品切れ状態に、日本をふくめ、発生地である中国では混乱を招いています。

 じっさいマスクの効果は高い対策方といえますが、マスクをしていても手で口や目のある顔を触ったりしていれば効果はほぼ皆無です。

 マスクはあくまでも「うつさないモノ」。

コロナ対策のマスクの最新知識

 マスクがもっとも効果を発揮するのは、咳やくしゃみをする感染者がつけた場合です。

 非感染者が、しっかりマスク対策を講じていても、感染者が咳やくしゃみ等をしてその飛沫が、マスクをしている非感染者の手などに触れてしまえば効果は薄いのです。

 いずれ非感染性はその手の指で、口元や鼻元、目元をさわれば感染する可能性が高くなるのです。

 ひとはそれくらい無意識に、顔に手を持ってきているのです。

無意識に顔をさわっています

人の無意識行動

  知っていましたか?

 

ひとは無意識に1時間に約20回ちかく、顔に手を持ってきているのです。『2015論文発表.豪州研究チーム』

 口元や鼻元、目元を無意識に指で触れているのです。

 マスクは効果がないとまでは言いませんが、万全アイテムというほどの効果は期待できないのです。

 感染が多い経路「指から顔」を念頭に、こまめの飲料水の補給や手洗いが効果の高い対策としてオススメといえます。