笑った時に白くてキレイな歯、憧れますよね。歯が白いだけで印象はかなり違います。
実際にドラッグストアなどでは歯の「ホワイトニング」をうたった商品がたくさん売られているのを目にします。
しかしながら、自分なりのホワイトニングは一歩間違えば歯にダメージを与えかねません。ホワイトニングの本当のところと正しいホワイトニングの方法をご紹介します。
目次
歯のホワイトニングとは
その名の通り、歯を白くすることをホワイトニングと言います。
生後3~9か月頃から生え始めた歯はほとんどの場合2才半~3才半頃までに一度生えそろいます。
その後個人差はありますが小学校入学前後に永久歯に変わり始め、永久歯になった後はずっとその歯で一生を過ごします。
元々白い歯が汚れてしまう原因にはたばこやコーヒーなどの嗜好品による影響などが挙げられます。この汚れをステインと言います。
また年齢も原因します。
歯医者へ通い白くするのが一般的ですが、近年ではドラッグストアで簡単に手に入り自宅で気軽にできるケアなども浸透しつつあります。
ホワイトニングの注意点
歯医者やホワイトニングの専門家に任せる場合は心配の必要はほとんどありませんが、自宅で自らケアを行う場合には知識が不足しているが故に逆に歯を傷つけてしまっている可能性があります。
例えばホワイトニング効果のある歯磨き粉を使う場合、汚れを落とそうと強く力を入れ過ぎるのは逆効果です。
また使われている成分にも注意が必要です。やはり専門家への相談をした上での使用が望ましいです。
正しいホワイトニングの方法
長年かけて付着した汚れですから、しっかりと時間をかけて綺麗にしてあげることが大切です。
何より言いたいのは、やはりホワイトニング専門の歯科に相談するのが基本であるということです。
実のところ、現在市販されているセルフケア商品で認められている濃度の薬品ではホワイトニング効果はあまり望めません。
ケアすること自体には意味がありますが、ホワイトニングを本当に考えているのであれば歯科医院での治療がオススメです。
オフィスホワイトニング
ホワイトニングにも種類があります。
オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングです。
それぞれに以下のメリットとデメリットがあるといわれています。
まずはオフィスホワイトニングのメリットは、
- 短期間で歯を白くできる
- 衛生面、健康面で安全
- なりたい白さに近づけやすい
- 自分でやる手間が省ける
歯科医院などの専門家によるカウンセリングを経て施術をしてもらうので、健康や衛生面において安心です。
また専門の薬品と機械を使っているので目標の白さに近づけやすいともいわれています。
効果の効き目も高く目標のレベルまでの所要時間もほかの方法にくらべてスピーディーです。
オフィスホワイトニングを行う歯科医院や美容クリニックのサービスプランも最近は多種多様です。
1本からOK!という内容もあれば、回数セットでいくらなど様々です。
基本的には1回、約1時間程度かかりそれを数回行うスタイルをとるタイプが多いです。
またデメリットは、
- ほかの方法のにくらべ費用がかかる
- 数回は通院しないといけない
1回の施術で希望の白さにならない場合があるので数回かよわなければいけません。
一般的に、使用するホワイトニング剤や光照射の種類によって、1回約1時間の治療を数回行います。
また、あくまでも目安ですが、歯1本に付き約2000円~1万円と費用がかかります。
(施術につかう光照射の種類などによって異なる)
1回の処置で白さを感じますが、1回のみでは再着色もしやすいといわれています。
Point!
はじめての人の場合は目安として最低4,5回ほど行うと効果的です。
また定期的(半年~1年)にメンテナンス・ホワイトニングを行うことをおすすめします。白さを維持しやすくなります。
定期的に行う費用は、初回のホワイトニング代よりも安いのが一般的です。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングのメリットは、
- 値段が安い
- 自宅で気軽にできる
- 薬品濃度が低く、しみない
自宅で気軽にカンタンにできるホワイトニングです。
歯科医院やクリックで作ってもらった専用のマウスピースの中にホワイトニング剤を入れ、家で毎日する方法です。
所要時間は約2時間程度です。
寝るときに装着するタイプもあります。
市販のものでマウスピースつきの商品もありますが歯の型は個人差があります。隙間や装着感に違和感を感じることもあるので歯科医院にて作ってもらうことをオススメします。
予算的にはほかの方法にくらべると安く、相場的に上下の歯12本で2万円~5万円程度といわれています。
また薬品の濃度が低いのでしみるような痛みが出にくいです。ただし少しでも早く白くなりたいからといって用量や使用法を守らないのはNGです。
またデメリットは、
- 毎日2時間程度かかる
- 自分でやるといった手間がかかる
約2~4週間程度、毎日2時間程度を自分で続けなければいけません。
また薬品(ホワイトニング剤)がなくなりしだい歯科医院にとりにいかなければなりません。
自分で行うために適正じゃない使用法をする可能性もあり効果が表れにくいといった場合もあります。
デュアルホワイトニング
上記2つの方法を同時に行う方法です。
まずは歯科医院でオフィスホワイトニングを行い、自宅でのホームホワイトニングも行うのです。
それぞれのメリットを活かすので効果は高いといわれています。
デュアルホワイトニングのメリットは、
- 効果の時間が早い
- 色が戻りにくい
効果が早く、維持も長いのが大きな特徴です。
またデメリットは、
- 費用が高め
両方やるから所要時間もかかるのでは?と思いがちですが、初回のオフィスホワイトニングとそのあとのホームホワイトニンングをたてつづけにやるので効果が早く、間隔があくことで起きる色戻りもしにくいので期間的には短めです。
予算的には、上下の歯12本で約5万円~10万円程度といおわれています。(マウスピース製作費含む)
まとめ
食事や飲み物の影響で多少の色の後戻りは避けられませんが、継続的に行うことで白さは保たれます。
効果は方法によって様々ですが、目安としては3か月~6ヶ月。
色戻りの目安は約半年から1年くらいです。
今回は歯の美白について、その方法と種類について紹介しました。
今回はホワイトニングについて紹介しましたが、永々の白い歯といわれる審美性の高いセラミックについても知りたい方はこちらもどうぞ。
ホワイトニングと比較してみてはいかがでしょう!
魅力的な白い歯はあなたの笑顔をより引き立たせてくれます。
高齢者の多くがもっと大切にしておけばよかったと後悔する「歯」。
取り替えることのできないあなただけの大切な歯をしっかりと守ってあげましょう。