今回は、みなさんだれにでも人ごとではない関心事である、ガンについて紹介したいと思います。

日本人の3人に1人がガンで死亡しているという現状で、今回はその予防の効果の高い食品についてすこしばかり紹介をします。

 というのも、みなさん知っていましたか?

なんと7割ちかくのガンが予防の余地があるという事実です。

  • ガン発生の約6割(男性)、約3割(女性)
  • ガン死の約役6割(男性)、約3割(女性)

 が、予防可能可能だったという、国立ガン研究センターの発表があります。

 ガン発生の現状

そしてこのデーターはあくまでもガン検診を受けたひとのみでのデーターですから、検診をうけてない人も対象に入れると、さらに多くの数字ちなるわけです。

 なんと、検診をうけているひとは、日本の人口の約3、4割しかいないという事実があります。

この数字は、先進国のなかでも非常に少ない数字です。

さて、ガン自体についての説明(原因、症状、治療など)については次回、別のテーマで深く掘り下げて紹介しますが、
ざっくり 
 ガン細胞ってなに?

 負担がかかって損傷や破壊された細胞が、修復される際に遺伝子のエラーによって生まれる細胞といわれています。

負担の理由はさまざま。ウイルス、タバコの喫煙など。

遺伝によるガンもありますが、一般的によくいわれるガン家系ということば。
ですが、これは実はすべてのガンにあてはまる訳ではありません。一部のガン(大腸ガン、前立腺ガン、乳ガン)のリスクが高くなるというものです。

つまりは、多くのガンはふだんの日常の生活規則(食事、睡眠、ストレス)によって予防できるといえます。

では、予防ってなに?

予防とカンタンにいっても、少しあいまいなイメージが、、。

ガン細胞のどういう状態、レベルまでが予防範囲にあてはまるの?

ガン予防といっても、ガン細胞の発生自体を防ぐことだけが予防ではないのです。

私たちの体内では、毎日何千個ものガンの芽が作られています。
発生してしまったガン細胞でもそれがガン化さえしなければいいんです。

もちろん、ガン細胞の発生自体を防ぐことが1番ですが、発生してしまったガン細胞の発達を抑止するガン抑制遺伝子の働きを低下させないことも重要な予防のひとつになるのです。

 がん細胞→ガン化 を防ぐのです。

 ガン細胞の発達

カンタンにはじめられるガン予防のひとつ

  

それは食生活です。
日本人に多いガン死亡者。日本の醤油、塩文化も少なからず影響があります。塩は、細胞にかなりの負担をかけるのです。漬け物、みそ汁、日本ではありふれたこの日常食品も気をつけるべき食品なのです。

ガン細胞が発達、増殖するためにガン細胞が好む栄養素が、脂肪と塩分なのです。
逆をいえば、それらをガン細胞に与えなれば、ガン細胞は栄養不足に陥って死滅します。

塩分、脂肪の撮り過ぎを控えること、ただそれだけでかなりのガン予防対策になります。

控えるものについてはふれましたが、

逆になにを摂取するのがオススメ?

まず代表的なのがニンジンです。

 ニンジン

ニンジンがいい理由は?

ニンジンに含まれるβカロチンが、抗ガン作用のかなり高い栄養素なのです。
ガン細胞が嫌うβカロチンがほかの食材にくらべて抜群に含まれているのです。

ほかにガン細胞が嫌う栄養素にはα―カロチン、リコピン、ルテインがあります。
リコピンは糖尿病予防に推奨される栄養素でもありますね。リコピンについてはまた次回紹介します。

このガン細胞の天敵ともいわれる栄養素がふんだんに含まれている食材であるニンジンは、呼吸器官にも効能が高く、また細胞の再生にも効力があります。

 ベーターカロチンの効力

まさに、百薬の長といえる食材ですね。

そして今回、その高機能のβカロテンを超える食材を紹介したいと思います。

意外!?抜群のガン予防食材はこれ

みかんです。

栄養関係なくふつうに美味しいし気軽に摂れるこの食材が、なんとめちゃめちゃガン予防効果があったのです。

みかんに含まれるβ-クリプトキサンチンが、ニンジンに含まれるβカロチンの数倍のガン予防効果を持っているのです。(*動物発ガンの実験での検証済み)

みかんの皮にはさらにはそのβ-クリプトキサンチンのほかに、発がん性物質を抑えるリモネンも充実しているのです。

 みかん

小さい頃、祖母にみかんの皮を食べることをすすめられそのときは 昔の人は変わっているなぁ、、くらいで一切食べようともしなかったけども、今思えば 先人の知恵 はすごいなとしみじみ、、。

もともと、みかんなど柑橘類には、さきほども述べたβ-クリプトキサンチンやリモネン、ヘスペリジン、ノビレチン、オーラプテンが含まれておりすべてガン予防の効果の高い栄養素であると、多くの医療機関の報告があります。
 
これらの成分は相乗効果で腸内環境を改善したり抗炎症作用も発揮したりと、多方面からガン予防効果にどんどん追い打ちをかけるとった多機能効果があるのです。

柑橘類が薬効効果があるといわれてきたゆえんが、今回のガン予防の面でも実証されたといえるでしょう。

みかんの皮食べづらい、、、

ガン予防効果に抜群の力を発揮するみかんの皮ですが、そのまま食べるというのはなかなかできづらいですし、できたとしても続けることに不安を覚えますよね。

 そこでオススメの摂取のしかたが、パリパリに乾燥させて砕くというものです。粉末状にしてヨーグルトに入れたり、柚子胡椒てきなかんじで使えば、いろんな食事でも摂取できると思います。ソバにいれたり、鍋にいれたり、肉料理の香り付けにもつかえるでしょうし、、。

 天干しで1、2日で乾燥できます。
ぜひ摂り入れることをオススメします。

 予防ときくだけでなにか面倒くさかったり、持続させるのに根気がいるようなイメージをもたれがちですが、このみかんの摂取ならストレスなく全然続けられる予防法ですよね。

 だって、みかんは美味しいですから。