今回は、オススメしたい温泉の第二弾を紹介します。

 前回は、静岡県の代表的温泉エリアである伊豆の温泉から、“海に浮かんでいる?温泉”を紹介しました。

静岡の伊豆温泉はその土地柄、どこの温泉も海がテーマです。
 海から近く、海を一望できる。

そのなかでも、最も海から近い温泉なのではと思えるオススメの温泉を紹介しました。

 今回は箱根エリアです。

自然を含めて景色のいい温泉が好きな著者が、今まで訪れた温泉のなかでも最もオススメしたい温泉のひとつを紹介したいと思います。

 その温泉は、私が訪れた箱根の温泉のなかで
  渓流から1番近い温泉です。

 月に2、3カ所程度ではありますが、ほぼ毎月静岡や箱根など東京からいける範囲の温泉巡りをしています。
いろんな温泉をまわってきましたが、そのなかでも今回は海ではなく雰囲気を変え、“渓流=川”にまつわる温泉のなかでピックアップしたいと思います。
 
 前回の温泉もそうですが、今回この温泉をピックアップした理由はプラスαの魅力がある温泉だからです。

  海から近い温泉は伊豆にはいくらでもあります。そのなかでも抜群に近いという個性。

そして箱根の温泉はどこも山あいにあり、木々の自然を感じれる温泉はどこにでもあります。そのなかでプラス“渓流のすぐ真横”という個性。

 今回はこの、ほかの箱根の温泉とは少し違う個性をもった温泉を紹介したいと思います。

オススメ情報を喜ぶ女性

まるで渓流に入っているかのような温泉

 今回紹介したい温泉は、神奈川県箱根の奥湯本にある豊栄荘の温泉です。

  神奈川県でも奥湯本エリアの温泉になります。

この、豊栄荘の最大の特徴は、渓流から近い、もはや渓流の真横で温泉に入ってるような感覚を感じれる温泉ということです。

 箱根の豊栄荘の温泉

 この豊栄荘の歴史は古く、なんと400年に渡ります。

箱根街道、箱根神社などの由緒あるスポットともに歴史の時間をともにしてきた温泉宿です。

 箱根の豊栄荘の温泉 

 秘境の温泉ともいわれる豊栄荘、宿施設からパノラマ一望できる景色ももちろん大自然の森です。

  紅葉の時期、桜の時期、雪の時期と四季をパノラマで感じれます。

 箱根の豊栄荘の景色

  この写真内にみれる建物付近に露天風呂があります。まさに大自然に埋もれた温泉です。

 露天風呂までは宿施設の通路を通っていくのですが、館内の通路は和をコンセプトにした朱色の通路です。

 箱根の豊栄荘の廊下

 館内の通路を抜けると、スリッパにはきかえ屋外にでます。

屋外をでるとすぐに、屋根付きの石畳の通路を通ります。

 箱根の豊栄荘の中庭

 この先に見える屋敷の横にある階段をおりると庭園がありそこに露天風呂があります。

渓流のせせらぎはもちろん、鳥のさえずり(春にはウグイス)も聞こえてくるので、都会の喧騒をいっきに忘れさせてくれます。

 箱根の豊栄荘の温泉
 
 夜の時間帯も趣があり、雰囲気が抜群です。

 箱根の豊栄荘の温泉景色

 豊栄荘の温泉のいいところは人が混み合わないということです。

せっかくの雰囲気ある温泉にきても、人が多かったりガヤガヤ感があると思う存分リラックスもしづらいですし、雰囲気もふんだんに味わえないですよね。

 ですが豊栄荘の温泉は予約制なので、ほぼ貸し切り状態を味わえます。

豊栄荘ならではのオススメポイントをいくつか紹介したいと思います。

オススメポイント1

 露天風呂にいくまでの庭園です。

露天風呂にいくまでに宿施設から少し歩く訳ですが途中、日本庭園を感じさせる趣深い庭園を通ります。

四季折々を感じれるこの庭園が、シーズンごとにその表情を変え飽きさせない光景となっています。

 春は桜をのぞかせます。

  庭園内にはベンチもあり、ゆっくり景色を楽しめます。

箱根の豊栄荘の春景色 
 
 冬はこんな感じです。

  温泉から一望できる、冬の雪がかった山の景色も一興です。

 箱根の豊栄荘の冬景色

 箱根の温泉の魅力はまさに、年中いつでも日本ならではの和の趣を感じれることですね。

オススメポイント2

 温泉といえばその効能です。

豊栄荘は 内風呂と露天風呂の2つがあります。
 露天風呂にはシャワーがないので、体を洗い落としたいときは内風呂で済ませちゃいましょう。

 温泉の紹介を。

  • 強アルカリ泉
  • 美肌効果
  • 冷え性、リュウマチ
  • 神経痛
  • やわらかめの湯あたり

   
 個人ロッカーは無く(貴重品ロッカーはありますが)、カゴに入れます。

  タオルと洗面用具だけ持って、スリッパと浴衣で行くと良いと思います。

 また豊栄荘の温泉のオススメポイントとして立ち寄り湯の利用もできるということです。

 箱根は都内からもそれほど時間もかからない距離ですし、仕事が忙しくてなかなか宿泊する時間がない。そんな方でも日帰りで箱根を満喫するのにイチオシの温泉です。

 料金は1670円です。(消費税、入浴税込み) バスタオル、タオルもついてくるのがちょっとした嬉しいポイントです。

15:00〜19:00のあいだ何時間くつろいでもOKです。
 ゆっくりできます。

 最終受付は18:00です。

 もちろん毎日すべてのお湯を落として掃除しているので清潔さも文句なしです。

オススメポイント3

 豊栄荘での食事です。
 
 豊栄荘の特徴でもあるのですが、雉(キジ)を食することができるのです。
ふだん食べる機会がない雉(キジ)です。

 つい最近上映されたアニメ映画“おおかみとこどもの雨と雪”のワンシーンで登場したキジうどん。

あのキジです。
 じっさいに食べてみた感想としては、鶏肉ぽい感じです。

 鶏肉より臭みもなく、弾力といいますか歯ごたえがあるかんじです。
健康面においてもヘルシーとのことです。

  雉料理

  400年つづく豊栄荘ならではの伝統料理です。

ほかでは食することがなかなか出来ない一品です。

 ぜひ、豊栄荘に訪れた際には1度、この伝統料理である雉料理を楽しんでみてはいかがでしょう。

豊栄荘の温泉へのアクセス

 東京方面からですと車で約2時間くらいで来れちゃいます。(厚木ICー箱根ICー三枚橋交差点ー豊栄荘)

途中、箱根ICから国道1号線を通ります。

 

POINT!

 土日、祝日、連休は1号線が渋滞する可能性があります。
  
  そこでオススメ渋滞回避ルートとして、芦ノ湖方面からアクセスする方法があります。
    国道1号線の畑宿入口交差点で県道732号線の旧東海道にはいり下るルートです。

 時間帯にもよりますが、いままでの経験上そこまでの渋滞はなっかたと思います。

 ですが、通常のルートも上記の渋滞回避ルート、どちらも自然の四季折々のいろんな風景を楽しめるはず。
  それもまた箱根の魅力です。

  景色も優雅です。都会の喧騒を放れられます。

箱根の山道

 神奈川県足柄下郡箱根湯本茶屋227


  
 もちろん、電車でも行けます。箱根湯本駅からバスがでています。(バスで約10分。)

新宿からロマンスカーで箱根湯本駅まで約90分くらいです。   

新幹線の場合は、小田原駅で下車し小田急線に乗り換えて箱根湯本駅です。

 どうやって箱根駅からバスに乗るの?という方のために。
  改札を出てすぐ左側に出口があります。 出口にあるデッキ通路で道路を渡り、階段を下りた左側に循環バスの乗り場があります。

  循環バス停
 
  毎時、15分・45分のBコースの「早雲道リ」バスに乗り、豊栄荘と伝えればOKです。料金はたった100円です。

温泉探しのコツは

今回は、山の大自然のみならず、渓流の水も感じれる温泉を紹介しました。
 箱根は湯本を中心に山あいの温泉がたくさんあります。

 山、森の大自然を一望できる温泉ばかりです。そして山菜などの食材も魅力です。

温泉探しのコツは月並みのことしかいえませんが、やっぱり一回現地にいくことだと。これに尽きます。

ホテルや旅館の外観もたしかに判断材料のひとつかと思いますが、山の幸や温泉の温度、雰囲気、そしてそこから実際にみえる景色の距離感は写真だけでは味わえません。

 意外と自然から遠かったり、逆に思ってたより目の前だったりということが実際の体験から多々ありました。

気になったら、いざ行ってみる。
これに尽きます。

次回もまたプラスαの魅力がある温泉を紹介したいと思います。

 そこも立ち寄り湯ができる温泉です。
お試し感覚で味わえる温泉をピックアップするのがこのサイトのポイントです。